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 愛知県日進市が地元の木工家具業者とアイデアを出し合い、オリジナルの新型コロナウイルス対策の窓口用パネルをつくった。角材と透明プラスチック板を組み合わせる構造で、書類などを渡す下部の隙間の高さを調整できる。地元企業の支援も狙いの一つで、市内の業者に約120セットを発注した。

 オリジナルの飛沫(ひまつ)防止パネルは、縦横10センチで高さ20センチの角材に切り込みを入れ、プラスチック板を挟んで立てる構造だ。幅は60センチと90センチの2種類で、高さも着座カウンター用の65センチと立ちカウンター用の80センチの2種類がある。

 角材の横の切り込みを使って隙間をなくしたり、書類ぐらいなら渡せる5センチの隙間を作ったりすることができる。さらに角材を立てれば、小さな荷物を渡せる15センチの隙間もでき、単純な構造ながら3通りの使い方ができるのが特長だ。

 日進市はこれまで新型コロナの感染防止策として、職員が手作りした透明シートを窓口に垂らしていた。だが風にあおられたりホコリがついたりして使いにくく、市内の木工家具業者に相談。使いやすさや設置しやすさのアイデアを出し合った。木工家具業者とプラスチック加工業者に一緒に製造してもらう。

 担当した同市財務政策課の桃原勇二主幹は「ものづくりの技術と経験を生かした提案をいただいた。新型コロナで経済活動が厳しい中、地元企業が本業の仕事をする支援にもなる」と話している。(鈴木裕)