「収入・雇用に不安」3割 厚労省LINE全国調査
土肥修一
厚生労働省は11日、新型コロナウイルス対策のためにLINEの公式アカウントで実施した4回目の全国調査の結果を発表した。収入や雇用について不安を感じている人が3割に上った。外出や営業自粛の影響を大きく受けたとみられる職種で高い傾向があった。
調査は、全国のLINEユーザーが対象。1~2日に実施された第4回調査では、最近2週間以内の心配や不安などについて尋ね、約1800万人が回答した。
雇用や収入に不安があると答えた人を職種別でみると、タクシードライバー(82・1%)、次いで理容・美容・エステ関連(73・0%)、宿泊業・レジャー関連(71・2%)、飲食関連(66・2%)と続いた。従業員規模が小さいほど不安を感じると回答する傾向がうかがえたという。
また、「ほとんど一日中ずっと憂鬱(ゆううつ)や沈んだ気持ちでいる」と答えた人は8・7%。職種別では学生が14・4%で最も高かった。タクシードライバー(13・6%)、宿泊業・レジャー関連(11・9%)、飲食関連(11・5%)も高い傾向があった。(土肥修一)
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