[PR]

 新型コロナウイルスの影響で山梨県内の小中高校で臨時休校が続くなか、韮崎市の穂坂小学校(全校児童67人)で11日、全学年が双方向の遠隔授業に取り組んだ。

 2016年度から3年間、市のICT(情報通信技術)推進校に指定されており、学習機会を確保しようと初めて本格的に挑戦した。

 前日までに、児童宅のパソコンやタブレット端末にテレビ会話機能を持つソフト「Teams(チームズ)」を入れた。WiFi(ワイファイ)環境のなかった家には、通信機能付きのタブレット端末を貸し出した。

 午前10時、児童9人の2年生のクラスで授業が始まった。4分割された大型画面に担任と児童3人の顔が映る。ほかの児童が話したり大きな動作をしたりすると、その児童に画面が切り替わる仕組みだ。

 遠隔授業の直前、1軒と回線がつながらないトラブルも。担任の浅川孝太教諭(30)が急きょ児童の自宅へ行き、設定し直した。新年度、児童はまだ一度も登校できず、クラスの仲間の顔も見ていない。教諭は全員に名前や好きなものを話してもらい、「みんな元気そうでうれしいです」と語りかけた。

 同校では臨時休校の間、画面を通して朝の会を開き、午前と午後にそれぞれ遠隔授業を予定している。(河合博司)