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 フランス大統領を1974~81年に務めたバレリー・ジスカールデスタン氏(94)が、ドイツ人女性記者(37)の腰を触ったとして、仏検察が性的暴行の疑いで捜査を開始した。11日、AFP通信が報じた。

 同通信や仏紙ルモンドによると、記者は2018年12月18日、旧西ドイツのヘルムート・シュミット元首相(故人)についての取材の一環で、パリのジスカールデスタン氏の事務所でインタビューした。取材後、記者の同僚とともに記念写真を撮った際、記者の右側に立っていたジスカールデスタン氏が腰を3回にわたってなで回し始めたという。

 同席していたカメラマンが気づき、イスを2人の間に置くなどして妨げようとしたという。記者は今年3月、仏検察に告訴した。元大統領の事務所はルモンドに対し、「ジスカールデスタン氏は何も覚えていない」とコメントしている。

 ジスカールデスタン氏は75年、シュミット氏とともに主要国首脳会議を組織。いまのサミットにつながる枠組みを作った。(パリ=疋田多揚)