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 新型コロナウイルスに感染しているかどうかを短時間で調べられる「抗原検査」について、加藤勝信・厚生労働相は12日の閣議後会見で、13日午前0時をもって承認すると明らかにした。検査キットの審査は終えており、同日中に保険が適用される見通しだ。まずはPCR検査を実施している帰国者・接触者外来で使う。短時間で判定結果が出る特性をいかし、救急患者の診断にも活用する。

 抗原検査は、ウイルスに特徴的なたんぱく質を発見する方法で、インフルエンザウイルス検査などにも使われている。鼻やのどの奥をぬぐって調べれば、その場で30分程度で結果が出る。

 承認されるのは、先月27日に申請があった国内メーカー「富士レビオ」の抗原検査キット。加藤厚労相は閣議後会見で、「PCR検査の代替として使っていく」と述べた。厚労省によると、抗原検査で陽性になれば確定診断になる。陰性だった場合は、より精度の高いPCR検査で改めて確認する。

 医療機関や高齢者施設で新型コロナの患者が出た場合は、クラスター(感染者集団)を抑える対策として、医療従事者ら関係者の診断にも利用する。