新型コロナウイルスの感染拡大によってスポーツイベントの開催自粛が続き、選手らを「支える」立場の企業も必死だ。関連用品の売れ行きが落ち込む中、知恵を絞った「コロナ対策品」で苦境に立ち向かう。
ファン向けグッズに実用化
サッカーJ1クラブや関東の大学ラグビー部など、トップアスリートにテーピングテープを提供する「ジオナ(本店・兵庫県西宮市)」は、洗える防塵(ぼうじん)マスクの開発に乗り出した。
栄養補給食品など災害対策事業も展開する同社。今年に入って、防災用のマスクを製造する案が持ち上がっていたという。そんな折、新型コロナの感染が広がった。急ピッチでマスク作りに着手すると、事態が深刻化した3月には、取引実績があるJリーグや地元など多くのチームから発注が寄せられた。
マスクは男女兼用。ポリエス…

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