[PR]

 新型コロナウイルス対策による行動規制の緩和が欧州各国で段階的に始まるなか、国際的に著名なクラシック音楽祭などの芸術イベントの開催を模索する動きが出ている。開催を「再生のシンボル」と位置づけ、芸術家の活動再開や関連する産業の再開を後押しする狙いもある。ただ、感染収束が見通せない中、開催形式の検討が続いている。

 イタリア北部ミラノにある歌劇場「スカラ座」は4月下旬、9月からの来年度のシーズンを行うことを決めた。幕開けには、新型コロナによる死者を追悼するため、ミラノのドゥオーモ(大聖堂)で同国の作曲家ベルディの「レクイエム(鎮魂曲)」を演奏する。国内で最も被害の大きかったクレモナやブレシアでも移動公演を開く予定だ。

 来シーズンは、同歌劇場が過去に制作した伝統的な舞台装置を使い、演目も減らす方針だ。オペラ公演については、来場できない国外客向けにオンラインでチケットを販売し、ライブ中継することも検討しているという。

 また、同国北部ベネチアで開かれる国際芸術展「ベネチアビエンナーレ」も開始時期を5月から8月にずらして開く予定だ。ただ、このうち9月2~12日に予定されている「ベネチア国際映画祭」は、映画関係者からの意見を募った上で、開催するか5月末ごろに最終判断するとしている。ビエンナーレの主催者は朝日新聞の取材に「新型コロナからの『復活』を示すべく、ベネチアでの生のイベントをできるだけ多く開きたいと考えているが、状況をみて判断する」と述べた。

 隣国のオーストリアで開かれる…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら