[PR]

 山梨県は12日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言に基づき休業を要請した業種のうち、スイミング施設や自動車教習所など計25施設に対する休業要請を個別に解除すると発表した。13日から営業可能になる。

 業界団体などで感染拡大予防のガイドラインを作り、対策を実行できることが確認できた店や事業所について、県は個別に休業要請を解除する。12日に解除が発表されたのは、フィットネスジム1▽スイミング14▽ボウリング場4▽ゲームセンター1▽自動車教習所5の計25施設。

 甲斐市のフィットネスジム「T―MARC」は13日から営業を再開する。

 昨年の開業時からトレーニングマシンの間隔は1メートル程度空けていたが、さらに広げた。ロッカールームやシャワー室は一部を使用禁止にし、利用者にはマスクを着用してもらう。永井裕樹社長は「部活動に本気で取り組む高校生やプロ選手も利用している。早く再開できて良かった」と話した。

 パチンコ店60店は12日から営業が可能になった。

 営業を再開した甲斐市内のパチンコ店には午前中からぽつぽつと客が集まってきた。「密接」を避けるため、パチンコ・パチスロ台は一つおきに稼働させ、使えない台の座席は外した。フロアの入り口で検温をおこない、県外からの来店を断るため、駐車場で車のナンバーをチェックした。

 男性経営者は「来て下さいと宣伝はできない。それでも来てくれた客には、安心して楽しんでもらえるよう全力を尽くす」と話す。

 大型商業施設でも営業再開への準備が進む。

 JR甲府駅ビルのセレオ甲府は入居60店舗の感染防止策を業種別に検討している。土産やスイーツなどの食品ケースが並ぶエリアでは、客が並ぶ列の目印を床につける予定だ。

 甲府市の岡島百貨店もガイドラインを作成中。衣料品や飲食など、売り場の特性に合わせた対策を検討しているという。(吉沢龍彦、市川由佳子)