鹿児島)コロナ禍で寂しい人へ、「仮想郵便局に手紙を」

新型コロナウイルス

ライター・知覧哲郎
[PR]

 外に出づらい、人と会いづらい――。コロナ禍で寂しい思いをしている人は、手紙を送ってほしい。宛名のない手紙に日常の何げない出来事や思いを書いて送ると、知らない誰かの物語が返ってくる私設の「仮想郵便局」へ。志學館中高等部(鹿児島市)の国語科教諭梶原末廣さん(67)がそう呼びかけている。

 仮想郵便局は、梶原さんが「心が弱っている人たちの気持ちを包んだり、背中を押したりできれば」と始めたプロジェクト。手紙の末尾に都道府県名と年齢、ペンネームを記し、84円切手を貼った自分宛ての返信用定型封筒を同封して仮想郵便局まで郵送すると、局に届いた別の誰かの手紙が送られてくる仕組みだ。

 知人らに働きかけて2018年4月、桜島港フェリーターミナルビル(鹿児島市)にあるカフェに郵便受けを置く形で、皮切りとなる「桜島水曜日郵便局実験工房」を「開局」。作家や古書店主、地方議員、フリースクール経営者、NPO関係者といった知人らに場所の提供などで協力してもらいながら数を増やし、19年秋の「三島村竹島郵便局」(同村)まで、県内計7カ所に開いた。七つの曜日分がそろったので、現在は手紙につづった内容の曜日にあわせ、送り先を変えてもらうという遊び心を加えた対応にしている。

 「コロナの影響でぽっかりと時間が空いたら、手紙が埋めてくれるかも。言葉の持つ力を信じ、自分の気持ちとしっかり向き合う時間を持つことにもつながる」と梶原さん。自分宛てに出すつもりで、気軽に書いてもらいたいという。問い合わせは梶原さん(090・1346・3090またはメールkanoyu@po.synapse.ne.jpメールする)へ。(ライター・知覧哲郎)

◇曜日別の手紙の送り先◇

【日曜日】〒891・0702 南九州市頴娃町牧之内7548-1 「えいART-SPACE星空郵便局」

【月曜日】〒890・0903 三島村竹島43番地 竹島小中学校気付「三島村竹島郵便局」

【火曜日】〒899・5305 姶良市蒲生町白男2780-1 森の学校楠学園「くすのき・森の郵便局」

【水曜日】〒891・1419 鹿児島市桜島横山町61-4 MINATO Cafe内「桜島水曜日郵便局実験工房」

【木曜日】〒899・2201 日置市市来町湯田4477-2 「学びの杜郵便局」

【金曜日】〒892・0822 鹿児島市泉町1-8 古本屋ブックスパーチ内「とまり木郵便局」

【土曜日】〒896・1101 薩摩川内市里町里2664-1 サイトウハウス 「こしき島土らま郵便局」

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]