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 高松市中心部に市が設置している喫煙所の大半が当面の間、利用できなくなる。人通りの多い駅前や交差点に置かれ、以前から苦情はあったが、新型コロナウイルス対策で閉鎖に踏み切る。大西秀人市長が12日、定例記者会見で明らかにした。

 喫煙所は中心部の喫煙禁止区域に32カ所。市は15日までに、このうち駅やバス停、交差点の近くなど、人が集まる約20カ所の灰皿にふたをする。期間は1カ月程度を想定している。

 大西市長は閉鎖の理由について、「喫煙者は、新型コロナに感染すると重篤化しやすいという専門家の意見がある。さらに、喫煙所ではマスクを外し、密集・密接するので好ましくない」と話した。

 市は2010年から、中心部での路上喫煙を禁止。南北は高松港から観光通り、東西はフェリー通りから県庁前通りの範囲だ。一方で、ポイ捨てや歩きたばこを防ぐためとして、大通り沿いや公園内に喫煙所を置いている。

 大西市長は「『喫煙所の数が多すぎる』『人が集まる場所にある』という批判はこれまでもあった」とした上で、「喫煙所を減らすと、ポイ捨てが増える。(喫煙所の数が)どれくらいが適当かという見極めができなかったが、今回はコロナ対策として取り組む」と述べた。(大野正智)