兵庫県洲本市を拠点とするサッカークラブ、FC淡路島の選手たちが自慢の脚力を生かし、新型コロナウイルスの苦難に立ち向かっている。体を鍛えながら、地域に貢献できる一石二鳥の「配達」だ。地元特産のタマネギ収穫に協力する案も検討されている。
FC淡路島は7年でのJリーグ参入を掲げ、2018年に始動したアマチュア。県の社会人リーグ2部で昨季全勝優勝を果たし、今季1部に昇格した。だが、コロナ禍に見舞われてリーグ戦の開幕は延期に。プロを夢見て淡路島に移住した選手たちのアルバイト収入にも、影響が及んだ。
そこで10日から始めたのが、出前の代行だった。夜間営業を自粛する地元飲食店の弁当などを、自転車に乗って宅配。1件につき数百円の配達料を得る仕組みで、選手兼任の松井修平監督(25)は「僕らのクラブは若くて、体力のある選手が多い。サッカー選手ではなく、この街で暮らす住民として、助けになる活動をしたかった」と言う。
たくましい脚をした選手が、オレンジ色のユニホームでサドルにまたがる姿は、デリバリーの“本職”さながら。初日の依頼は2件にとどまったが、「最初なのでこんなものだと思う」と、松井監督。商業施設で告知チラシを配るなど、対象店舗を増やし、地道に継続していくという。
「地域密着」のクラブを住民も…
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