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 新型コロナウイルスの感染拡大で、休校や文化・スポーツ大会の中止など学生生活が大きな影響を受けるなか、全国の高校生グループが終息後にやりたいことをメッセージにした作品をSNSで募っている。目標はコロナ(567)克服への思いも込め、568点以上の作品を集めることだ。

 「まずは学校に行くこと!」「とにかく… 友達にあいたいぃぃー そして、笑いまくりたいぃぃー」。ペンや毛筆のほか、切り絵で文字をかたどった作品に、若者らしい思いがにじむ。

 「君の想(おも)いは自粛するな」と名付けたプロジェクトは5月1日に始まった。代表の池田佳隆さん(愛媛県立松山東高校3年)は「コロナのせいで今までの生活が駄目になったと悲観するだけでなく、自分の夢や人生で大切にしたいことを考え、目標に向けて準備する機会にして欲しい」。苦しい時期こそ、成長の糧にしよう。企画にはそんな願いを込めたという。

 知り合いの富田尚幹副代表(愛知・滝高校3年)を誘い、休校中の若者向けサイトなどで中心となる仲間を募った。新型コロナの影響で米国留学から帰国を余儀なくされた林明日賀副代表(徳島文理高校3年)も加わり、海外からも作品を募ることにした。

 運営メンバーには、9日までに北海道、東北、関東、東海、四国など全国の高校生21人が加わった。ほとんどが初対面で、テレビ会議システム「Zoom」を使って連絡を取る。ホームページやPR動画の作成など、8班に分かれて広報戦略を練っている。

 「イラストを提供してくれれば動画も作れる」「了解です。提携しながらやろう」。9日夜のオンラインミーティングでは、班の活動が次々と報告された。

 作品は、休校中の学生や「若い心」を持つ人から募る。終息後にしたいことや将来の夢を、文字やイラストなどで紙に描く。その作品の写真を、「#君の想いは自粛するな」「#567を超えろ」「#568」のハッシュタグを添えて、SNS(ツイッター、インスタグラム、フェイスブック)に投稿する。

 池田さんは「授業や友達とのコミュニケーションがオンライン中心の今だからこそ、自分の文字というアナログで思いを表そう」と呼びかける。

 18日午前までに、国内のほか米国、イタリア、マレーシア、コスタリカなど海外も含めて約320作品が寄せられた。7月前半まで募集を続ける。(高木文子)

「やりたいこと、全部流れた」

 「留学先から緊急帰国」「一年…

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