拡大する写真・図版「いつもの年なら70~80人で礼拝をしていたのに今は一人です」とミフラーブ(メッカの方向を示す)の前で話すアニースさん=2020年4月30日、愛知県津島市、臼井昭仁撮影

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 新型コロナウイルスの影響で、在日外国人らが通う宗教施設での集団礼拝も中止されている。信者らは自宅などで祈りを捧げ、事態の収束を願う。日本で暮らす外国人にとっては、教会やモスクが閉鎖されている影響は、信仰だけにはとどまらないという。どんな影響が出ているのか。

 「こんな状況だからこそ、自分のことも大事だけど、他の人にも愛をもって助け合おう」

 ブラジル人が多く訪れる愛知県岡崎市のキリスト教会は、日曜の礼拝をインスタグラムでのネット中継に切り替えた。4月26日午前、ブラジルの牧師とネットでつなぎ、祈りを捧げた。自宅などで視聴した信者らは、「アーメン」などとコメントを寄せた。

 週末の礼拝では、通常50~60人が集まる。賛美歌のライブもあり、信者同士の接触は防ぎにくい。信者のタケヒロ・ジェニファーさん(30)は、「礼拝で距離をとっても、その後にハグするので、密接になってしまう」と打ち明ける。

拡大する写真・図版通常の礼拝がある集会所。週末は、ギターやベース、ドラムなどの演奏による賛美歌を信者たちが合唱する=愛知県岡崎市のキリスト教会

 礼拝後は、信者が用意したブラジルの郷土料理などを参加者で囲むのが慣例だった。天気が良い日はバーベキューをやり、子どもたちが聖書を読んだ後に自由に遊ぶなど、休日の教会は交流の場でもあった。

 日本語が分かる信者が、子どもたちが学校に提出する書類を見てあげたり、宿題を手伝ってあげたりすることもあったという。しかし、新型コロナウイルス対応の特措法に基づく「緊急事態宣言」が出されて以降は、それもなくなった。ジェニファーさんは「学校が再開してから、子どもたちの勉強に遅れが出なければいいのですが」と懸念する。

拡大する写真・図版週末はブラジル人らが多く通っていたキリスト教会=愛知県岡崎市

 日系ブラジル人2世のフェヘイ…

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