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 東京都は6月から、新型コロナウイルスの感染歴を調べる「抗体検査」を月3千件のペースで実施すると発表した。23区の東部、西部、多摩の三つの地域の住民ごとに月1千件ずつを検査。地域ごとの抗体保有率を分析することで新型ウイルスの診断率向上や疫学調査に役立てる考えだ。

 抗体検査は、過去の感染歴を調べるもので、ウイルスに感染した後にできるたんぱく質(抗体)が血液中にあるかを調べるもの。都の外郭団体の都医学総合研究所(世田谷区)に測定器1台を設置し、都立・公社病院と連携して患者の献体を提供してもらって実施する。検査結果については東大先端科学技術研究センターなどが分析にあたる。

 小池百合子知事は12日夜の動画配信で「継続的に抗体検査を実施して地域ごとの抗体保有率を調査し、感染拡大防止対策に役立てていきたい」と語った。(長野佑介)