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 新型コロナウイルスの影響は学生にも及び、アルバイトがなくなったり、仕送りが減ったりして生活に困窮しているといわれる。そんな学生たちを支援しようと、香川県内の社会福祉協議会が、県内の各大学などを対象に食料の無償提供にのりだした。

 県協議会は12日から、県内の大学や、社会福祉士・介護福祉士を養成する専門学校を通して食料の無償提供を始めた。

 準備したのは、米(1人当たり約5キロ)やレトルト食品、缶詰など約550人分。同協議会や県内の社会福祉法人施設などでつくる「香川おもいやりネットワーク事業」の基金を活用した。県協議会の担当者は「県の今後を担う学生たちを支えたい」と話した。

 また、高松市の社会福祉協議会は、市内の大学の学生らを対象に食料を支援する。大学側から相談を受けた同協議会が、市やNPO法人「フードバンク香川」と協力。市の災害備蓄用食品からアルファ米3700食、クラッカー260食の提供を受けるなどして約500人分を用意した。

 11日、香川大であった寄贈式で、同協議会の田中克幸常務理事は「少しでも生活のお役に立てれば」と語った。同大の山神真一副学長は「地域の方々から応援していただけるのはありがたい」と謝意を述べた。

 新型コロナ対策で「オンライン授業」を実施している学校もあるが、各校ではできるだけ早く希望する学生らに食料を届けたいとしている。(二見咲穂)

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