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 愛媛県と松山市は13日、30代男性ら市内の3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。2人は市内の病院職員で、院内感染の可能性もあるとして封じ込めに乗り出した。また、陽性が確認された男性の家族が学校関係者であるため、市教委は市内の小中学校で12日から始めた分散登校を14、15日は休止することを決めた。新たな感染確認は2日以来で、県内の感染者は計51人になった。

 感染が確認されたのは30代男性と、その家族の10代女性、男性の職場の同僚の40代女性。男性は市内の病院に勤める介護職員で、9日まで勤務し、11日に発熱や味覚障害を訴え、12日夜に陽性が確認された。この2週間は海外や県外に行っていない。

 男性の担当病棟は外来と隔離されている。病棟の入院患者32人と職員30人のうち3人に発熱の症状があり、県と市がPCR検査を実施したところ、13日夕時点で、症状がある職員2人のうち40代女性の陽性を確認した。症状のある残り1人は患者だという。

 また、男性の家族4人のうち感染が確認された10代女性は市内の学校関係者。ただ、12日は学校に行っておらず、県は「学校内での感染拡大の可能性はない」としている。市教委は市内の全82小中学校の分散登校を14、15の両日は休止。15日までの感染状況を見極めたうえで、18日以降は「安全が確認された学校から順次始めたい」としている。

 一方、中村時広知事はこの日の会見で、14日に緊急事態宣言が解除される可能性があることについて、解除されても県が定めた現在の「警戒期」を31日まで継続する方針を示した。県が宣言の対象地域から外れ、対象都道府県が存続する場合、県外への外出自粛要請や遊興・遊技施設への休業要請は法に基づくものになる。

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 松山市の「医療法人鶯友会 牧病院」は13日、ホームページで職員の感染とこの職員が外来やその他の業務には関わっていないことを公表し、外来を2週間をめどに休止するとした。(足立菜摘、亀岡龍太)