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働くってなんですか

 新型コロナウイルスの感染リスクにさらされながらも忙しく働く「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる人たちがいます。スーパー、物流、介護……。こうした暮らしを支える働き手は欠かせないのに、慢性的な人手不足や低賃金が問題となっています。どう対応していくべきなのか、東京大社会科学研究所の近藤絢子(あやこ)教授(労働経済学)に聞きました。

拡大する写真・図版介護をするリノキノのスタッフ。現場を献身的に支える=5月、千葉県松戸市、同社提供

 ――経済活動の自粛が続くなかでも忙しい現場があり、働き手の負担感が増しています。

 「いま労働市場で起きているのは大きなミスマッチです。スーパー、物流などでは需要が増えて人手が足りない。一方で観光や飲食は営業自粛で需要が減って人手が余っています」

 「さらに今回のコロナ危機に特有の事情として、学校や保育園などが休みになった影響があります。スーパーや介護はもともと、既婚女性のパートが多い分野です。子どもの世話で仕事に出られなくなったことで、人手不足に拍車がかかっています」

 ――3月の全国のハローワークの集計では新規求人数がほぼすべての業種で減っています。需要が減った分野から増えた分野への労働力の移動も簡単ではないようです。

 「理屈の上では、仕事を失った飲食業の人たちがスーパーなどで働けるようになればミスマッチは解決します。ただ、ハローワークは雇用を守る助成金の受け付けなどで業務がパンク気味で、いまその仲介役を期待するのは難しい。自転車で通える範囲のアルバイトを仲介するといった民間企業の動きが、もっと出てきてもよいと思います」

■真っ先に切られる…

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