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 新型コロナウイルスの感染が疑われる救急患者の受け入れ先が決まらず、搬送が難航することが増えていることを受け、厚生労働省は13日、こうした患者を受け入れる医療機関をあらかじめ決めておくことなどを求める通知を都道府県に出した。搬送の手順などを定めておき、迅速な搬送をめざす。

 厚労省によると、こうした患者は感染者と同じような感染防止対策や、個室での管理なども必要になる。このため、受け入れ可能な医療機関が限られるのが現状という。

 通知では地域の医療体制に応じ、患者を受け入れる医療機関を事前に決めておくよう求めた。新型コロナ患者を重点的に診る重点医療機関や、帰国者・接触者外来が設置されている医療機関などが想定されている。

 受け入れ先が決まらない場合は、新型コロナの感染拡大を受けて都道府県に設置されている調整本部に相談することになる。ただし、相談する際は一定の要件を定めておくとしている。要件の例としては、搬送依頼をして30分以上たったり、4カ所以上の搬送依頼をしたりしても搬送先が決まらない場合などをあげている。(姫野直行)