アマビエのうちわ製作 コロナでよどんだ空気、払おう
筋野健太
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都の伝統工芸品「京うちわ」を作る塩見団扇(だんせん)(京都市山科区)が疫病退散で知られる妖怪「アマビエ」の絵柄のうちわを製品化した。
祭りやイベントの中止、百貨店の休業などで注文が減る中、同社の秋田悦克社長(57)が「疫病や自粛でよどんだ世間の空気を打ち払いたい」と作った。
作業場では、職人たちが手際よく極細に裂いた竹を並べて骨をつくり、和紙を貼っていく。
「アマビエ」のうちわ以外にも書家が書いた「疫病退散」の図柄もあり、価格は1本1千円(税込み)。問い合わせは同社(075・571・7515)。(筋野健太)
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