山川が捕手に 中村は「登板」  西武のユニーク発信術

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井上翔太
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 新型コロナウイルスの感染拡大で、プロ野球は開幕が延期されている。球場に行けず、悶々(もんもん)とした気分になっているファンに、どう楽しみを届けるか。スタッフたちも模索している。

 「山川穂高が捕手の練習」「外崎修汰は自宅でもユーティリティー」――。公式の情報発信がお堅くなりがちな中で、西武のそれはひねりがきいている。こだわりは、「ファン目線で面白いこと」だ。

 「自主練習トピックス」と題された話題提供が報道陣へ始まったのは、4月6日。初回は、本塁打王6度の「中村剛也が登板」だった。話題性を狙って、中村に投げてもらったわけではない。「チームスタッフが自宅待機となっているため、練習は全て選手で完結しなくてはならない」と記し、打撃投手を務めた中村の写真も撮影した。

 この日からチームは活動を休…

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