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 東京高検の黒川弘務検事長宛てに、カッターの刃1枚と文書が入った封書が届いていたことが捜査関係者への取材でわかった。文書は、森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題で元幹部が不起訴になったことについて、黒川氏が法務事務次官として検察に圧力をかけたと疑い、不満を述べたものだったという。警視庁が脅迫事件として捜査を始めた。

 捜査関係者によると、封書は13日午後2時ごろ、東京・霞が関の東京高検が入る庁舎に届いた。文書はA4の紙1枚に印字。森友学園への国有地売却と公文書改ざん問題の経緯や、財務省元理財局長の佐川宣寿氏が不起訴となった事実を挙げ、「お前が次の検事総長だと」「国民をなめているのか」などと記されていたという。

 黒川氏は政権に近いとされ、1月末には定年延長が閣議決定された。文書では、検察幹部を退く年齢に達しても政府の判断でポストにとどまれるようにする検察庁法改正案の特例規定には触れられていないという。

 高検が同日、警視庁に相談していた。