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 息子をかたる手口の特殊詐欺に関与し、現金515万円をだまし取ったとして、警視庁は、埼玉県川口市南鳩ケ谷7丁目の無職三谷麻純(ますみ)容疑者(42)を詐欺の疑いで再逮捕し、14日発表した。三谷容疑者は現金の受け取り役だったといい、調べに容疑を否認しているという。

 8240万円が詐取された別の事件でも現金を受け取ったとされ、先月21日に緊急逮捕されていた。事件直後に通報があり、東京都内の路上で警察官が発見。キャリーバッグの中に現金が詰め込まれていたという。

 光が丘署によると、再逮捕容疑は先月、何者かと共謀し、東京都練馬区の70代女性に息子を装って電話し、「会社の小切手が入ったかばんをなくした」などとうそを言って515万円をだまし取ったというもの。三谷容疑者は同20日、「息子の代理人」を名乗って女性宅を訪れ、同額を現金で受け取ったという。

 同様に息子をかたる電話が練馬区の別の80代女性にもあり、三谷容疑者は翌21日午後2時ごろ、この女性宅で現金8240万円を受け取ったとされる。約15分後に帰宅した同居の息子が110番通報。午後3時20分ごろ、JR巣鴨駅近くの路上で警察官が発見し、持っていたキャリーバッグの中から、現金が入ったリュックが見つかったという。

 警視庁は、三谷容疑者と特徴の似た人物が現金を受け取る特殊詐欺事件をほかにも確認しているといい、引き続き捜査を進める。