植松佳香
地球温暖化の影響で、さまざまな感染症を媒介する蚊の生息域が拡大している。日本にはいないはずの種類も確認されるようになり、専門家は「このまま温暖化が進めば日本に定着する可能性がある」と危機感を募らせる。
蚊は人間にとって最も致死的な動物とされる。「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」によると2015年に蚊で命を落とした人は世界で83万人。ほかのどんな動物よりも多い。
そんな蚊の脅威が温暖化に伴って日本で北上している。
拡大するヒトスジシマカ=国立感染症研究所昆虫医科学部提供
公園などでよく見かけるヒトス…
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