[PR]

 埼玉県吹奏楽連盟は14日、ホームページで第61回県吹奏楽コンクールを含む今年度の3大会を中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3大会の全国大会が中止となったのを受けて検討した結果、県大会も実施困難と判断した。

 中止を決めたのはほかに、第33回県マーチングコンテスト、第33回県小学生バンドフェスティバル。吹奏楽コンクールの課題曲は、2021年度課題曲とする。今年度のシード権は来年度に引き継ぐ。

 中止の決定を受け、県内の関係者は悔しさをにじませた。

 県吹奏楽連盟理事長を務め、全日本吹奏楽コンクールで20回の金賞を誇る埼玉栄吹奏楽部の奥章顧問は「私自身も大変悔しい思いをしているが、気持ちを切り替えて今できることを精いっぱいやろうと生徒に言い聞かせている」と話した。

 伊奈学園吹奏楽部顧問の宇畑知樹教諭は部員とメールなどで連絡をとりあっており、「自分たちの代がなくなってしまうことになるのでは」といった不安の声が寄せられたという。宇畑教諭は「前向きにやっていこう」と励ましながら、3年生の思い出の舞台をつくれないか模索している。(佐藤太郎)