あいさつは「ひじタッチ」 学校再開、児童が元気に登校
佐賀県が新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けて休校としていた期間が終わり、多くの子どもたちが14日、一斉に登校した。以前と変わらない風景を取り戻したが、マスクを着け、感染に気をつけながらの日常となる。県教育委員会によると、この日に再開したのは県立学校が38校。市町立を含む学校数については、3月の修了式や、4月の始業式のときと同じく把握していない。
佐賀市立循誘(じゅんゆう)小学校では、午前7時すぎから子どもたちが登校し始めた。正門には音成隆校長(59)が立ち、感染が広がるのを防ぐために手と手のハイタッチではなく、ひじとひじをぶつける「ひじタッチ」であいさつを交わした。
全校集会は1カ所に集まらず、音成校長が各教室に設置されたモニター越しに「長い休みの間、おうちでよく頑張りました。感染症の流行を防ぐために、手洗いをしましょう」と呼びかけた。5年の永渕和真君(10)は「久々に友だちと遊びたい」。妹で3年の真悠(まゆ)ちゃん(8)は「マスクがちょっと息苦しい」と話していた。
全児童337人のうち、感染予防として休んだのは2人だった。音楽の授業は屋外や体育館でするほか、給食は向き合わずに食べるといった対策を取るという。(松岡大将)
佐賀県鳥栖市など県東部の1市3町は、県教委が4月6日からいったん再開としたのと異なり、休校を続けていた。
鳥栖市立弥生が丘小学校では…
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