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 京都大の研究者が、天敵のヘビを見た小鳥の鳴き声を聞いた別種の鳥が、ヘビの姿をイメージして行動することを、実験でつきとめた。鳥が高いコミュニケーション能力を持ち、鳴き声の意味を理解することを、世界で初めて明らかにした。研究成果は14日、米科学誌カレント・バイオロジー電子版に掲載された。

 国内に生息する小鳥シジュウカラは、天敵のヘビを見た時だけ、他の鳴き声と異なる「ジャージャー」と警戒する鳴き声を発する。この声に別種の鳥も反応するが、ヘビを思い描いているわけではなく、単純な反応と思われていた。音声から姿をイメージできるのは人間だけだと考えられていた。

 京大の鈴木俊貴・白眉(はくび)センター特定助教は2014年から18年、長野県内の山林で、シジュウカラの警戒する声や普通の鳴き声をスピーカーで流して実験。この音声を聞いたヒガラという別種の鳥計93羽が、ヘビに似せて、ひもで動かした木の枝にどう反応するかを調べた。

 警戒する鳴き声を流し、枝をヘビがはうように木の幹や地面で動かした場合、ヒガラの54~77%が枝を確認できる距離に近づいた。一方、普通の鳴き声を流したり、枝を宙づりにしてヘビに似せなかったりすると、ほとんどのヒガラは反応せず枝に近づかなかった。鳴き声からヘビをイメージして、警戒のために確認していること以外では説明できないという。

 鈴木さんは「人が外国語を理解…

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