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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言が39県で解除されて一夜明けた15日、営業再開に向けた動きが各地で始まった。日常生活が戻りつつあることへの期待の一方、いつ来るかわからない感染の「第2波」を心配する声は根強い。

 関東の特定警戒都道府県では唯一、緊急事態宣言が解除された茨城県。同県つくば市の筑波山のふもとにある犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」では15日朝、従業員が開業を想定した準備に追われた。チケットを買う客に向け、距離を置いて並ぶよう求める目印を約2メートルごとに路面に貼ったり、売店に飛沫(ひまつ)感染防止用のパネルを設置したりと、対策を徹底した。

 同ランドでは、2万坪の敷地で80種以上、約500頭の犬と触れ合える。県の要請を受け、先月22日から休業している。大型連休はかき入れ時で、毎年計約2万人の親子連れらでにぎわうが、今年はゼロだった。

 県は15日午後に会見し、休業要請を解除するかどうか発表する予定。同ランドのようなテーマパークは17日で解除される可能性が高い。運営責任者の内田智幸さん(54)は「客に会えないため、犬もストレスがたまっている。早くオープンしたい気持ちはあるが、首都圏からどっと客が押し寄せても困る。簡単には再開できない」と迷いも打ち明ける。県の方針を受け、再開時期を検討するという。

 4月中旬から休館していた水戸市の県立歴史館は、国の方針を受けて12日に再開したが、客足はまばらだ。本来は手に触れることのできる展示物にも触れないよう注意書きし、チケット購入時に「滞在時間は90分以内が目安」「展示室内での会話は控えてください」などと呼びかけるチラシを渡す。

 現在は国宝を扱う企画展も開催中で、首席研究員の高田素二朗さん(46)は「解除されて初の週末で、来客を注視している。感染対策に注意しながら楽しんでほしい」と話している。(鹿野幹男、小島弘之)

■継続の都市部 「経済的な補償…

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