【動画】バンコクの路上に「食料庫」出現=染田屋竜太撮影
新型コロナウイルスの影響で収入が減ったり、食べる物に困ったりしている人に役立ててもらおうと、タイの路上に「食料庫」が次々と登場している。食べ物を取り出すのも、入れるのも自由。支援の動きは全国に広がっている。
4月下旬、ボランティアグループ「リトル・ブリック」がバンコク中心部など計5カ所に食料庫を置いた。高さ約1メートル、ドア付きで、「適量を入れて、必要な分だけ取って」と書いた紙が貼られた。米国の教会の活動を参考に発案したグループ代表のスパキット・クルチャートビジットさんによると、同様の食料庫は2週間ほどでタイの数百カ所に設置された。
バンコクのスクンビット地域では5月13日昼、食料庫の前に寄付する食べ物を袋に入れた人や、食料を受け取るために空の袋を手にした人が並んでいた。ボランティアスタッフが路上にテープを貼り、「距離をとって立って下さい」と呼びかけた。
布袋に乾麺などを入れて寄付しにきた学校教諭のプラーワ・ラチャウォンさん(36)は「私は幸い仕事も収入もある。苦しんでいる人の助けになりたい」と語った。
菜種油やゆで卵を持ち帰った…

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