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 新型コロナウイルスの感染終息を願い、福島県会津美里町の伊佐須美神社で15日、疫病を鎮める「疫神斎(えきじんさい)」が148年ぶりに行われた。

 疫神斎は、疫病など災いをもたらすたたりのある神たちに遠く離れた山川の清きところで鎮まってもらうために行う神事。神社の沼澤文彦宮司や、神社ゆかりの旧宮司家に残る文献によると、疫神斎は古くから毎年2月や3月などに行われていたが、1872(明治5)年を最後に途絶えていたという。しかし、今回のコロナ禍を受け、文献を参考にして急きょ復活させた。

 神社の楼門の前でコメや塩、酒などをまく神事の後、沼澤宮司は「これからはぜひ穏やかに、日々安泰が一番。そのような世の中がはやく訪れますように」と願っていた。(上田真仁)