[PR]

 緊急事態宣言の解除を受け鳥取県は15日、新型コロナウイルスの影響により閉館していた県立施設について、一部施設を16日から感染防止策を講じた上で開館することを決めた。この日開いた対策本部会議で明らかにした。

 16日から開館するのは、砂丘ビジターセンター(鳥取市)、わらべ館(同市)、氷ノ山自然ふれあい館(若桜町)、大山青年の家(大山町)などの13施設。当面は3密回避の徹底、利用できるエリアや時間の一部を制限する形で運営する。利用者は県内者に限る。

 県内では3週間以上、新たな感染者が確認されていないことや、県の医療体制についても十分な病床が確保されており逼迫(ひっぱく)状態ではないと判断し、施設の利用制限を緩和することを決めたという。

 一方、チュウブ鳥取砂丘こどもの国(鳥取市)、とっとり賀露かにっこ館(同市)、とっとり花回廊(南部町)などの観光施設6施設は、利用の多くが県外からであることから、引き続き22日まで休館。23日以降の開閉については改めて検討することとした。

 分散登校や分割授業といった工夫により、7日から授業を再開している県立学校については、22日まではこれまで通りの方法で継続する。21日をめどに政府が示すとされる残る地域の緊急事態宣言解除に係る方針などを踏まえ、その後の学校現場の対応を検討していくことを確認した。

 平井伸治知事は「これで終わったということではなくこれが新しい戦いの始まり。みなさんの心遣いで感染症は予防できる」。県民に対し、県境を越える移動の自粛▽日常生活での3密回避▽接待を伴う夜の飲食を控えることなどを呼びかけることを強調した。(矢田文)