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 愛知県江南市高屋町西町の飲食店「尾張タンメン野武士」は17日から、医療従事者や一人親世帯を対象に中華そばを無料で振る舞う。新型コロナウイルス禍でも奮闘する人を応援する企画で、31日まで。

 店の3、4月の売り上げは3~4割減ったが、「常連さんに支えられて持ちこたえられた。その分を違う形でお返ししたい」と坂田和久店長(42)。テイクアウトの営業をしていた大型連休中に、オーナーの松岡信夫さん(50)と話し合って無料提供を決めた。

 松岡さんは「パートの時間が削られて収入が減り、ラーメンを食べに行くのも大変」といったシングルマザーの声も聞いていたという。親子で食べに来てもOKだ。

 店の看板はタンメンで、中華そばはメニューにはない。タンメンは野菜を炒める分、調理に時間がかかり、カウンターのみの店内が「密」になってはいけないと、短時間で作れる中華そばにした。

 企画を知った取引先から、麺や卵、おしぼりの提供があるなど協力の申し出が相次いでいるという。

 無料提供は午後3時~午後6時(水曜休み)。スープがなくなれば終了するが、初日は200食ほどを用意。店前の駐車場にテーブルを出して対応する。医療従事者や一人親世帯の証明は不要。(荻野好弘)