【動画】開通した乗鞍スカイライン=上田潤撮影
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 北アルプス・乗鞍岳(3026メートル)の乗鞍スカイライン(岐阜県高山市)が15日、冬の閉鎖期間を終え、全面開通した。今年は新型コロナウイルスの影響で、管理する県などが通行自粛を呼びかけているほか、頂上付近の駐車場も閉鎖され、例年、多くの観光客でにぎわう開通初日も閑散としていた。

 乗鞍スカイラインは標高2702メートルの畳平まで続く全長14・4キロの山岳道路。環境保護のため、自家用車は走れず、観光バスなどで上る。バス路線は運休しているほか、バスターミナルや山荘などの施設は31日まで休業している。

 入り口の平湯峠ゲートには「乗鞍岳はお休み中です」と書かれた看板が掲げられ、管理事務所の職員らが自転車の利用者らに通行自粛を呼びかけていた。この日も、やむなく引き返す人も見られた。

 畳平に人はおらず、残雪の中を吹き抜ける冷たい風の音だけが響いていた。記者に同行した県の担当者は「施設が閉鎖中で、遭難や交通事故にすぐに対応できない。しばらく我慢をお願いしたい」と話した。(山下周平)