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 河野太郎防衛相は15日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に対する緊急事態宣言が39県で解除されたのを受け、自衛隊の訓練や演習、駐屯地からの外出禁止などの制限を緩和していく考えを明らかにした。現在中止している複数の部隊による合同の訓練も再開する方向という。

 河野氏は「解除地域では教育訓練のあり方を少しずつ戻していきたい。駐屯地、基地などの外出禁止措置についても緩やかに戻したい」と述べた。具体的な緩和指針をつくる。自衛隊が成田空港や羽田空港で、水際対策として実施してきた検体採取の支援活動などについても「撤収を考える時期に来ている」とした。

 一方で河野氏は、大臣の視察などについて「地元の首長との意見交換などは、まだ少し考えなければいけない」とも述べ、東京都の解除を待つ考えを示した。陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり、河野氏は当初からの候補地である秋田県への視察を検討するが、新型コロナの感染拡大で実現していない。(寺本大蔵)