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 静岡市中心部に15日、1軒の定食屋がオープンした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期を余儀なくされたが、緊急事態宣言の解除を受け、1カ月遅れで開店にこぎ着けた。

 「ようやく日の目を見られる。おいしい食事を温かい状態で食べてもらうのが楽しみ」。開店前日、「人宿町(ひとやどちょう)食堂」(静岡市葵区人宿町)の店主、里村祐佳さん(29)は笑顔を見せた。

 地域で働く人や地元住民のための定食屋を作りたいと、出店を決意。昨年末から準備を進めてきたが、先月20日の開店予定日が近づくにつれ、感染は拡大。延期を余儀なくされた。開店のめどが立たない中、道行く人に「オープンしたらぜひ」と声を掛け続けた。

 店では、日替わりで小鉢2皿と副菜がついた定食を提供する。たくさんの人に食べてほしいが、しばらくは感染拡大防止が最優先。カウンター席は間隔を空け、営業時間は、午前11時から午後3時までに短縮してのスタートだ。

 「まだ先は見えないが、いつか地域の人が気軽に立ち寄れるお母さんのような存在の定食屋にしたい」(広瀬萌恵)

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