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 愛知県東郷町の町施設で「俺コロナだぞ」と言って職員につばを吐きかけたとして、県警愛知署は15日、住所不定で無職の伴野徳保容疑者(63)を威力業務妨害の疑いで緊急逮捕し、発表した。「やったことに間違いありません。つばをかけました」などと容疑を認めているという。

 署によると、伴野容疑者は15日午後2時ごろ、東郷町の施設で30代の女性職員に対し、「俺コロナだぞ」などと言いながらつばを吐きかけ、施設の業務を妨害した疑いがある。伴野容疑者は平熱で、血中の酸素飽和度にも異状はなかった。味覚障害などもない状態という。

 署や町によると、施設は町民の健康づくりや交流の拠点の「いこまい館」。新型コロナウイルスの影響で5月31日まで休館中だが、職員がいた。伴野容疑者は「外に出るよう言われて腹が立った」などと説明しているという。事件を受け、町は施設や隣にある町庁舎を午後4時半に閉鎖して消毒をした。

 署からは、防護服姿の警察官が10人現場にかけつけた。「新型コロナウイルス感染症に関連する悪質な事案。今後も厳正に対処したい」とコメントしている。