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 新型コロナウイルスの感染が広がった米国では、外出制限や営業停止などの措置が2カ月近くに及ぶ地域もある。徐々に緩和に向けた動きが出ているが、しびれを切らし、州政府などの命令を無視して営業を再開する店もある。

 ニューヨーク市マンハッタンでも裕福な人が多く住むアッパーイースト地区で紳士服店「ピーター・エリオット」を営むエリオット・ラビンさん(78)は4月下旬、営業を再開した。

拡大する写真・図版紳士服店の営業を再開した、エリオット・ラビンさん。来店客用にマスクや消毒液も用意し、感染対策に気を配る=2020年5月9日午前11時51分、ニューヨーク、鵜飼啓撮影

 ニューヨーク市は新型コロナの感染が深刻で、スーパーや薬局など「不可欠な業種」のほかは、3月下旬から州知事令によって営業が認められていない。だが、ラビンさんは「(営業が認められる)酒屋と比べたら、私たちの方が不可欠だ」と力を込める。

 1977年に創業。ネクタイが197ドル(約2万1千円)から。スーツは最も安くても800ドルで、「上は(世界でも最高級のスーツブランド)キートンと同じくらい」という高級路線だ。業績が厳しいときもあったが、この1年半は絶好調だった。それが、コロナ禍で一変した。家賃は月額2万5千ドル(約270万円)で、取引先や従業員への支払いもある。「衣料品は寝かせていて価値が上がるわけじゃない」として、営業再開に踏み切った。

 営業を再開してからは売れ行き…

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