[PR]

 新型コロナウイルスは国境を越え、世界中に感染が拡大している。野生動物が持つ「未知のウイルス」を事前に発見し、感染リスクに備える予防的措置に取り組んできた専門家からは、どのように見えるのか。「ウイルス・ハンター」と呼ばれる、デニス・キャロル元米国際開発局新興感染症室長に電話で取材をした。(ワシントン=渡辺丘)

 ――新型コロナウイルスをどのように見ていますか。

 「新型コロナは過去に、中国や東南アジアで発見された複数のコロナウイルスとよく似ています。ゲノムは、SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)を引き起こすコロナウイルスとも非常に似ています。これらのウイルスと同様、コウモリなどの野生動物から人間へと感染したとみられ、驚きはありません。むしろ、これからはもっと多くのウイルスが動物から人間へとうつるでしょう」

 ――どうしてですか。

 「大きな理由は、世界人口の爆発的な増加です。20世紀初めは20億人以下でしたが、それから60億人増え、現在は80億人に迫っています。この人口増加に伴って農地拡大や都市化による森林伐採などが続き、ウイルスを持っている野生動物と人間の距離が近づき、感染のリスクが高まっています」

 「グローバル化の影響も大きいです。以前は感染が起きてもウイルスが一つの地域にとどまっていましたが、人が世界中に移動するようになったことで、ウイルスも広がるようになっています。新型コロナはこの典型と言えます」

 ――具体的に新型コロナは、どのように人間へ感染したのでしょうか。

 「SARSの場合は、コウモリ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら