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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で伝統行事の「川渡り神幸祭(じんこうさい)」が中止された福岡県田川市の風治八幡宮で16日、疫病退散の祈願があった。祭りの幕が開く予定だったこの日、冒頭の神事としての例大祭だけ営まれ、併せてコロナ禍の終息を祈った。

 拝殿に参列した関係者ら約30人が見守るなか、神職4人が神事を行った。宇都宮誠宮司が「この災いをはらいたまえ」などと祝詞(のりと)を奏上。終了後、「寂しく残念なことになったが、来年は2年分の盛大な神幸祭にしたい」とあいさつした。

 神幸祭は約450年の歴史があり、明治以降、神輿(みこし)と山笠が彦山川を渡る現在の形になった。2日間で20万人が見物に訪れる、筑豊地区で最大級の祭りだ。今年は16、17日に予定されていた。(遠山武)