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 新型コロナウイルス対策を担う西村康稔経済再生相が使う「気の緩み」という言い回しが、インターネット上で「上から目線」「国民に責任丸投げ」といった指摘を受けている。17日の記者会見では「(経済活動を)いっぺんに元に戻す、これは避けていただきたいということだ」と理解を求めた。

 西村氏は16日の会見で、緊急事態宣言が39県で解除されたことを受けて、宣言が続く東京都や大阪府、北海道など8都道府県の繁華街で人出が戻りつつあることに懸念を示した。その際、「39県の解除で、あちこちで少し気の緩みが見られることを心配している。気の緩みがあると、再び大きな流行になる」などとして、「気の緩み」を連発した。

 ネット上では、「政府も当然予想していたはず。それをいまさら国民のせいにしないでもらいたい」といった批判が相次いだ。

 西村氏は17日の会見でも「気を緩めることなく」といった表現で外出の自粛を呼びかけた。「緩み」発言に批判があることを問われると、「8都道府県(の住民)が39県の様子を見て、『自分たちももういいんじゃないかな』と思い、誤解をされている方もいるんじゃないか」としたうえで、「8都道府県は引き続き(自粛の)お願いをしたいし、39県も慎重にやってほしいというお願いをしている」と語った。(永田大)