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 三重県四日市市の近鉄四日市駅前で17日、政府の判断で検察幹部の定年延長を可能にする検察庁法の改正案に対し、市民が抗議のスタンディングをした。20人が集まり、「三権分立を脅かす法案を許さない」などと訴えた。

 呼び掛けたのは、市民団体「戦争させない・憲法壊すな! よっかいち市民ネット」。コロナ禍の中にあっても、重大な政治問題に「萎縮」はしないと、メンバーは互いに距離を取って横断幕とプラカードを掲げた。参加者からは「成立を許せば、安倍晋三首相が検察組織を自分の支配下に置くことを許すことになる」などの訴えが続いた。

 この問題を巡っては、ツイッターで「#(ハッシュタグ)検察庁法改正案に抗議します」などの市民の投稿が急増したほか、15日には、松尾邦弘・元検事総長ら検察OB有志が、改正案に反対する意見書を法務省に提出する異例の事態になっている。

 市民団体で事務局を務める伊藤一幸さん(74)は「反対のうねりが広がっているのは、多くの人々がこの法案に、民主主義の危機を感じているからではないか。強行採決などあってはならない」と話した。