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パリコレで活躍する匠の技 町工場が医療用ガウンづくり

有料記事新型コロナウイルス

川村直子
【動画】パリコレで活躍する縫製工場の職人らが医療用ガウンづくり=川村直子撮影
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 新型コロナウイルスの感染拡大で医療用ガウンの不足が続く中、東京都杉並区の縫製業「ファッションしらいし」では、高い縫製技術でニューヨークやパリコレクションでも活躍する職人ら約30人が、総出でミシンを動かしガウンを製造している。

 すべて手作業で、1日にできるのは、ラミネート加工した不織布製の医療用ガウン約800枚。医療従事者が動きやすいようデザインしており、原料費や運賃、検品代などを差し引くと利益はほとんど出ない。代表の白石正裕さん(58)は3月初旬にパリコレ出張から戻り「海外同様、日本の状況もきっと急変する。技術のある僕らが医療現場のために率先して動こう」と素材の手配を始め、国への納入に向けて取り組んできた。

 白石さんが副会長をつとめる、東京、大阪、岐阜、福岡などの中小の縫製工場約150社からなる「日本アパレルソーイング工業組合連合会」に経済産業省から縫製の打診があり、4月末までに約4万5千着を製造。9月末までに約140万着の納入を目指している。

 緊急事態宣言を受けた百貨店

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