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 襲撃事件に見舞われたアフガニスタンの首都カブールの産婦人科病院で、20人の赤ん坊が生き残った。近くの病院が負傷した子に緊急手術を施したり、女性ボランティアが母親に代わって世話をしたり。新しい命は大切に守られている。

 襲撃は12日朝、国際NGO「国境なき医師団」が支援する病院で発生。出産を終えたばかりの母親や新生児ら24人が亡くなった。爆発や銃撃で煙が充満した建物から、赤ん坊20人が治安部隊に助け出された。犯行声明は出ていないが、現地では病院や役所などを狙った攻撃が続いている。

 生後11時間の女児アミナちゃんは重傷だった。被弾した足の肉がそげ、近くの病院が緊急手術。病院は術後に「つま先まで血が巡り、哺乳瓶一つ分のミルクを飲み干した」「強い女性に育つでしょう」とSNSで報告した。

 アミナちゃんの母親は顔や胸を撃たれて即死。ほかにも16人の赤ん坊が母親を失った。地元では手助けしたいという子育て世代の女性らが名乗り出て、地元テレビ局の取材に「養育費を支援したい」「孤児を育てたい」と語った。(バンコク=乗京真知)