拡大する写真・図版新型コロナウイルス感染が疑われる遺体の入った棺を冷蔵安置室から出し、消毒する「たかほう葬祭」の従業員ら=2020年5月7日、東京都板橋区、藤原伸雄撮影

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 新型コロナウイルスの感染拡大は、葬儀の場にも大きな影響を及ぼしている。感染防止のため、家族が「最期のお別れ」もできない異常な事態下で、葬祭業者も、手探りで対応に追われている。

 「たかほう葬祭」(東京都板橋区)は従業員6人の小さな葬祭業者だ。3月下旬から、新型コロナで亡くなった遺体を受け入れている。

 同社によると、新型コロナ感染の疑いがある遺体に関しては火葬場が安置を受け入れていないという。そのため、冷蔵安置室を備える葬祭業者が受け入れることになっているという。

拡大する写真・図版死因が新型コロナウイルスによる遺体などを収容する「たかほう葬祭」の冷蔵安置室=2020年5月7日、東京都板橋区、藤原伸雄撮影

 同社は最大10体まで収容できる冷蔵安置室を所有するが、代表の浜島貴一さん(48)は「都内で冷蔵安置室を持つ業者は、1割程度ではないか」と話す。

 病院などから遺体を引き受けてから、火葬するまでの間ずっと、感染リスクがつきまとう。担当者は防護服やゴーグルを装着し、遺体からの感染を防ぐための特別な納体袋を必ず携帯する。棺はテープで密封し、消毒する。

拡大する写真・図版「たかほう葬祭」で使用される、遺体を収容する納体袋。感染症用に使う専用品が不足しているため、事件や事故などの遺体に扱う納体袋などを代用している=2020年5月7日、東京都板橋区、藤原伸雄撮影

 同社では7日、肺炎で亡くなり、死後にPCR検査を受けたが、陽性か陰性か判明していない80代女性の遺体を火葬場へ運んだ。従業員らはマスクと手袋を装着。冷蔵安置室から、棺を取り出すと、静かに担架に乗せた。まんべんなく消毒液を吹きかけ、火葬場への搬送車に乗せた。

 新型コロナの感染が疑われる遺…

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