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 新型コロナウイルスの感染の広がりで、人とのふれ合いを控えることが求められ、家族や友人らと会えないことが日常化してきた。そんな中、東京を拠点に活躍する写真家キセキミチコさん(38)は、希望者の写真をリモート撮影し、その写真を会いたい人にプレゼントしてもらう企画「送る写真展」を始めた。昨年から香港での反政府デモを撮影・発信してきた経験もあり、人と人をつなぎ、その距離を縮める写真の役割を改めて見つめ直している。

拡大する写真・図版遠隔で撮影した写真をプリントした壁掛けを持つ、キセキミチコさん

 キセキさんは、ベルギー出身。父の仕事の関係で、幼い頃は香港とフランスで生活した。日本大学芸術学部写真学科で学び、フリーでミュージシャンやライブなどを撮影してきた。

 だが約3年前、仕事と人間関係に悩み、懐かしい香港を訪れた。2泊3日だったが、そこで出会ったのは中国返還後もたくましく生きる人たちだった。その姿や街を撮影し、帰国後、展覧会を開いた。この時の経験から「自分の写真を撮りたい」と思い、昨年7月、反政府デモが激しくなっていた香港に再び渡った。

 現地では多くの学生や市民が、…

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