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 「ただでさえ暑い季節がくるのに、マスクをしたらもっと暑い」と嘆く人に向け、岡谷市の工房が保冷剤を入れられるマスクカバーを売り出した。型崩れせずに何度でも洗える丈夫さが特徴で、それ自体をマスクとして使うこともできる。開発者は「通勤電車の中など、暑さを我慢できないときに使ってください」。

 未使用のまま使用期限切れで廃棄される消防ホースを使い、カバンやアウトドア用品を制作している同市の「Design Store takajin」が開発した。マスクカバーの素材も消防ホースで、内側左右に保冷剤を入れるポケットが一つずつある。

 代表の中居孝仁さん(45)によると、「あまりにもマスクが手に入らないので自分と友人用にホースでマスクを作った」のが開発の発端。もともとが消防のホースだから、防水性は抜群で形崩れもない。

 ところが暑くなるにつれ、都会に住む友人から悲鳴が上がった。「通勤電車の中とか、外したくても外せない場所でマスクは暑い。なんとかならないか」。中居さんの頭に浮かんだのが保冷剤だった。

 内側にポケットを作り、小さな保冷剤が入るようにした。重くはなるものの、型崩れはない。それ自体をマスクとしても使えるが、「マスクとしての効果が医学的に検証されていないので、マスクカバーとして売ることにしました」。つまり、不織布マスクや布マスクをつけた上に、保冷剤入りのこのマスクをつける。

 「このマスクだけだと少し冷たすぎるかも」と中居さん。「とにかく暑さをしのげるために、と急いで開発しました。保冷剤の効果は約1時間なので、電車の中などどうしても外せないときに使ってほしい」

 使い始めた友人からの評判は上々で、「家と会社の冷蔵庫に保冷剤をストックしている人もいる」とか。価格は1540円(税込み、保冷剤は別)。同社ホームページ(http://artistic-design.jp/別ウインドウで開きます)内のウェブストアで販売している。問い合わせは同社(0266・55・2800)。(依光隆明)