筑波大生不明、チリが仏への容疑者引き渡しを最終決定

サンパウロ=岡田玄
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 筑波大から仏東部ブザンソンに留学していた黒崎愛海(なるみ)さん(当時21)が2016年12月から行方不明になっている事件で、チリ最高裁は18日、元交際相手でチリ人のニコラス・セペダ・コントレラス容疑者(29)のフランス当局への身柄引き渡しを認める最終決定をした。身柄引き渡しに向けた手続きが始まるが、新型コロナの影響もあり、具体的な引き渡し期日ははっきりしない。

 チリ最高裁は4月2日、身柄引き渡しを認めたが、容疑者側が異議を申し立てていた。

 セペダ容疑者は、黒崎さんの足取りが消えた16年12月4日、黒崎さんの寮に夕食後に一緒に戻ったとされる。母国チリに帰国したことから、殺人容疑で捜査している仏検察が身柄引き渡しを求めていた。(サンパウロ=岡田玄)

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