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 新型コロナウイルスの影響で休校が続いた学校現場では、インターネットを活用したオンライン授業が普及した。一方で、通信環境の違いによる「格差」も生まれている。そんな中、福岡県の山間部に位置する東峰村では、ケーブルテレビで授業の番組を流している。お茶の間でみんなで見られるので、保護者や高齢者も一緒に楽しんでいる。

 「学園ちゃんねるはじまるよ~」。手作りの人形が画面に登場して告げると、中学で理科を担当する八尋慶一郎先生(25)がバッと白衣をまとって登場……のはずが、袖を通すのにモタモタ。苦笑しつつ「ここは編集で……」。12日の収録はNGで始まった。

 番組を作っているのは、東峰村立の小中一貫校・東峰学園の教師たち。この日の授業は中学1年で学ぶ「大気圧」について。

 八尋先生が水を入れたコップにふたをするように紙1枚を乗せてひっくり返す。手を離しても紙はくっついたままで水はこぼれない。「おー」と驚きの声を上げたのは生徒役の教師たち。「仕掛けがあるはず」と生徒役が紙を手にとって確かめるが「普通の紙だ」と頭をひねる。謎を大気圧の説明で解き明かす。

 番組作りは、校長や事務職員も含め教職員37人全員が参加し、授業形式も板書やスライドを用いた解説、実験など教師により様々。13分番組で、ダジャレやNG場面を盛り込んで笑いを誘ったり、字幕を入れて要点を示したりと工夫を凝らす。休校で学べなかった前年度分の授業が中心だが、校歌に合わせて踊る体操や、栄養教諭らによる料理の番組も。ケーブルテレビ「東峰テレビ」の総合プロデューサー岸本晃さん(66)は「いかに分かりやすく子どもに伝えるかを普段から考えているだけに、とても上手」と評価する。

 放映は4月16日に開始。すで…

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