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 五輪のイメージだった2020という数字が今や、すっかりコロナ禍と結びついてしまいました。しかし私たちは2020を輝ける数字に戻したい。読者の皆さまの心に「あの名画、この名画と出会った年だったなあ」という記憶とともに残ってほしい。そんな願いを込めて、映画の歴史的名作について記者たちが思いをつづる企画を始めます。

見て損はしない、名画中の名画

 「サウンド・オブ・ミュージック」は名画中の名画だ。「ドレミの歌」「エーデルワイス」「私のお気に入り」など劇中で歌われるのはスタンダード曲ばかり。未見の方がいたら、この機会にぜひ見てほしい。絶対に損はしない。

拡大する写真・図版「サウンド・オブ・ミュージック」

 舞台はオーストリア・ザルツブルク。修道女マリア(ジュリー・アンドリュース)は院長の勧めで、7人姉弟の家庭教師になる。厳格な父親トラップ大佐(クリトファー・プラマー)は妻を亡くして以来、姉弟に歌を禁じている。萎縮する姉弟の心を、マリアの明るさがほぐしていく。

テレビの脅威にさらされた映画界の勝負作

 この作品が製作された1965年、映画界はテレビの脅威にさらされていた。映画はスケール感で勝負に出る。史劇にパニック映画、そしてミュージカルも多く作られた。

 冒頭、雪のアルプスが空撮で映し出される。カメラは高度を下げ、緑の草原に、動く豆粒を捉える。近づくと、それはマリアで、主題歌を歌い始める。テレビや舞台では出せない映画の魅力が全開だ。

 従来のミュージカル映画はスタ…

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