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 岡山県玉野市の王子が岳の瀬戸内海を望む崖に、人がニヤリと笑っているように見える岩がある。高さも幅も5メートルほどあるその岩は、「にこにこ岩」として地元で親しまれ、近年は観光スポットの一つに。新型コロナウイルスの影響で付近の駐車場が使用禁止となっていたが、7日から再開した。

 倉敷市立自然史博物館によると、数千~数万年前、花崗(かこう)岩が隆起して地表に現れた。目や口のように見える岩の溝は、地下水や雨風の浸食によってできたもの。玉野市商工観光課によれば、一帯が瀬戸内海国立公園に指定された1934年以前から「にこにこ岩」などと呼ばれていたらしい。

 王子が岳の山頂は234メートル。ハイキングやボルダリングを楽しむ人が多く訪れる。「美しい自然を、にこにこ岩と同じ目線で楽しんで欲しい」と市の担当者。(田辺拓也)