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 Jリーグに所属する静岡県内4クラブの選手たちが有志で集まり、コロナ禍と戦う医療従事者や行政、県民らを支える企画を立ち上げた。「静岡のために」が合言葉だ。

 この企画は「One Shizuoka Project(ワン・シズオカ・プロジェクト)」で、J1清水、J2磐田のほか、J3の沼津と藤枝から12人の選手が参加した。

 中心的な取り組みは、「#いま静岡のためにできること」と題したクラウドファンディング。資金を集め、静岡県コロナ対策本部に寄付する計画で、PCR検査体制の拡充費用に充ててもらう構想という。期間は14日から29日まで。目標は500万円とした。選手のサイン入りユニホームやスパイクが、支援金の返礼品となっている。

 コンテンツ配信も行う。4クラブの選手らが出演するユーチューブのチャンネルを開設。Zoomを活用した選手の講演会を23日に計画しているほか、中学、高校生らの質問に選手が答える企画などを予定している。ツイッターも開設した。

 15日にはテレビ会議システムを使って記者会見を開き、出席した選手11人が、それぞれの思いを語った。

 藤枝MYFCの松岡亮輔選手は「普段はしのぎを削り合う仲だが、垣根を越えて協力していきたい」。清水エスパルスの金子翔太選手は「4クラブが協力することで、様々な形で具体的な支援を届けたい」と意欲を見せた。選手たちには「支えてくれるサポーターやスポンサー、地域の人を少しでも支えたい」との思いがあるという。

 まとめ役のジュビロ磐田の山田大記選手は「コロナ禍が収束しても、静岡のサッカー界に貢献できるような事業を中心に、長く活動を続けていきたい」と話した。普段は支えられている選手たちが、支える側に回ろうとしている。(戸田和敬)